【しくじり先生】キングオブコントファイナリストのゾフィー問題作。何を直すべきなのか…【お笑い研究部】
お笑い研究部は全3回で、今回が最後の3組目「ゾフィー」
前回の マジカルラブリーは決勝で滑ってしまい、上沼さんに叱られるというしくじりだったので、方向性が違うしくじりですね。
どちらかというと、際どいネタをやって怒られたアルコ&ピースのしくじりに近いかもしれませんね。
ということで、何が問題だったのか、どうするべきだったのかということを視聴をした上で考えてみようと思います。
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問題のネタってどんなネタ?
ネタのタイトルは「メシ」
息子が家に帰ると意気消沈している父親。
どうしたのか話を聞くと、母親が「疲れました」と手紙を残して出て行ってしまったという。
それを聞いた息子はメシがないことに戸惑う。
母親よりもメシのことを気にするどころか、母親の名前登録を「メシ」にしている
それを知った父親が、母親が出てったのはお前のせいかもな…というオチで終わるコントなのですが…
このネタが炎上してしまいます。
理由は「母親=メシ」という点です。
審査員の三村さんも「お母さんはメシじゃないからねぇ…」とコメントする状況になって、当時は問題になりましたね。
研究部の意見
改めてネタを見て、これまで同様意見を述べていくのですが…
- 澤部さん「言い方は良くないけど、芝居は上手でコントに見える母への愛も感じるので別に…」
- 横山さん「すごくお母さんのことをメシだと思ってるのは失礼な表現、でもお芝居が上手でコントとしてみたら成立するので、言われたことを生かして次はそういうネタじゃないものにすれば…」
- 吉村さん眉間にしわ寄せ「怒られるよ、こんなメシだなんだ言われてるの、でもね、俺らがテレビ見ている人を甘やかしてどうするんだ、ずーっと従っていかなければいけないのか、見てください、完璧なネタです。」
個人的に何が悪かったのか検証
えっと、私も研究部院と同じ意見なんですよね。
ネタ自体に不備は見当たらないんです。
構成を見てみると、何も問題がない。演技力も素晴らしい。
問題のお母さん=メシが失礼という概念を消してしまえば、ネタのクオリティーは他のファイナリストに引けは一切とらないんですよね。っていうか面白い部分だと思う。
じゃあ何が問題なのかというと結局「母=メシ」の点。
そして、この問題点が軸のネタで、改善させようと思うと根本から変えるしか無くなる
これなんですよね。
まず、言いたいことはわかるんです。
専業主婦さんなんかだと一昔前は「私は家政婦じゃない!」みたいな不満をよく耳にしたので、元はそこで、それを特化したネタなんだろうなと思います。
でもこういう不満を持つということはそう思われたくないってことなので、それを前面に出されると、世の中のお母さんは怒ってしまいますよね。
準決勝まで受けていたんだとしたら、これぞまさに見に来ているのがお笑い好きなファンで一般の女性客は見に来ていないから、そしてこのお二人今は事務所に入っていますが、ファイナリスト当時はアマチュアだったので、もちろんネタ見せは行っているのでしょうが、事務所にいる人よりゴールデンでネタをやることを考えてのネタ選びをしなかったのが敗因かなと思います。
単純にネタの内容じゃなくて、ネタ選びミスな気がします。
ネタ自体は本当に面白いと思うので、勿体無いです。
もし、何とかして改善するとするなら、もうちょっとお父さん役の人の方がちゃんと怒って、「お母さんはメシじゃないんだ!」ということをもっと強く言ってあえて説教臭くして、感動の流れからの大オチを作るか、息子が改心したと思わせてからのオチを作るか、何かしらのフォローがあればあそこまでの炎上はなかったのかな?と思います。
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