【アニメ31話】進撃の巨人をマーレ側に感情移入して読んでみる【10巻】
彼らがしたことは、壁の中の人にとっては間違いなく敵で罪人だけど
彼ら戦士からしてみれば、壁の中の人類は悪魔の末裔で、恨むべき存在。
戦士として使命を全うするべきことだったんだろうなとか
31話のアニメが放映され、いろいろなことがわかってから、
この超大型巨人と鎧の巨人の正体が明かされ流シーンを見直すと、
二人の気持ちとかなんかわかりますね。
ということで、今回はマーレの事情がわかった今だからこそ、
セリフを元にマーレ側に感情移入・解釈して読んでみようと思います。
*あくまで個人的感想、感情解釈なので、実際のところは不明です。
参考程度にお読みください
故郷だ!帰ろう!
この発言はベルトルトさんの発言ですね。
ライナーが罪悪感のせいか、「兵士」と「戦士」の気持ちがごっちゃになり、精神的におかしくなった状態を見かね、エレンの発言をかりて「頑張ろう!」と奮起させようとしているところなのでしょう。
この後の
「もう帰れるじゃないか、今まで苦労してきたことに比べれば後少しだよ」
という発言は
「壁に穴をあけたり、始祖の巨人を探すために潜入したりで辛くて大変だったけど、
始祖の巨人を持ってる可能性のあるエレンを手に入れられれば、もう帰れるんだよ!!」
って意味だったのかな?と。
とりあえず始祖の巨人さえ連れて帰れば、中の人類は後でどうにでもできますもんね。
ライナーに弱気にならないで頑張ろうって気持ちがあったんだろうな…
ライナーもそれで「後一息だったな」と少しハッとしてますね。
俺が鎧で、こいつが超大型巨人ってやつだ
このシーンは当時二度見した人が多かったのでは?
かなりさらっとした演出ですよね、当時は驚いた。
でも、今このシーン読み返すと、精神的にギリギリだったライナーの心境を表す
ぴったりな演出だったんですね。
アニメでも、中の人の演技が合間って、精神的なギリギリが伝わってきます。
さっきのベルトルトの言葉を聞いて「説得すれば帰れる」みたいに思っちゃったんですかね。
このあたりのシーンのベルトルトの表情が今みると手に取るようにわかって面白い
ベルトルトが自分の正体を話し始めた時のベルトルトの内心は
「おいおいおいおいおい!(;° °)」って感じだったんでしょうね。
手を払いのけられてからは、ハラハラしながら成り行きを見守ってますね。
その後のライナーの発言をちょっと箇条書きに読み解いてみると、こんな感じですかね?
- 俺たちの目的は、壁人類にみんな消えてもらうこと=パラディー島の資源が欲しい
- その必要はなくなった=始祖巨人が見つかった
- エレンがきてくれるなら、もう壁を壊さなくていい=始祖の巨人さえ手にはいれば、あとはどうにでもなる
こんな感じだったのかなと。
とりあえず、一旦壁が壊される危機がさるっていうのは
始祖に用事があるから、話はそれからだという感じですかね。
漫画の方で「いや待て、全然わかんねーぞ(汗)」
と言ってるコマのベルトルトさんの目から気持ちを察するに
「そりゃそうだよ、エレンのいう通りだよ
どうするのライナー!(((;°口°))」って感じでしょうか。
汗がダラダラ
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疲れてるんだよ!
エレンが必死に頭を回して返した答えですね
エレンにしてはいい回避方法だったと思います。
ベルトルトも、これならごまかせる!と思ったんでしょうね。
実際ライナーが疲れてることは間違い無いでしょうし、便乗しての
「あぁ、そうだよ!ライナーは疲れているんだ!」
同様丸わかりですが、とりあえずここは穏便に済ませたい様子。
その後のエレンの行くなんていうわけないだろう発言で、ライナーのハッとしたやっちまった的な顔もなんとも言えませんが、その後ろのベルトルトさんの顔が
「ほらあああぁぁ…言わんこっちゃない」って顔に見える
こんな半端なクソ野郎にならずに済んだのに。
これは、今ならライナーの気持ちがわかりますよね。
同じ釜の飯を食った同期なら、話せばわかってくれるかもと兵士の気持ちを戦士の立場
で話してしまい、
精神的に壊れていることに戸惑ってしまったところですね。
この時のライナーのセリフを読みながら心情を読み解いてみようと思います。
きっとここに長く居すぎてしまったんだな
馬鹿な奴らに囲まれて3年も暮らしたせいだ
これはこのままですかね
馬鹿な奴らと兵士として仲間として楽しく過ごして居たら
戦士であるにもかかわらず情が移ってしまった挙句罪悪感が湧いた。
っていう気持ちがあるのかな〜?と。
俺たちはガキで何一つ知らなかったんだよ
子供だからこそ、何も知らずに言われるがまま鵜呑みして任務に当たったんでしょうね。気持ちとしては
戦士として、マーレの任務を果たすため、10歳で4人の仲間とここまできたけど、
歴史で教えられたのは、壁の中の人類は「悪魔の末裔」だったから罪悪感もなかった
とにかくマーレの任務をただ全うした
ってことでしょうか?
こんな奴らがいるなんて知らずにいれば
俺は、こんな半端なクソ野郎にならずに済んだのに
これが一番ライナーの悔しいところでしょうね。
ここの心情として考えると
そこに居たのは、想像していた「悪魔の末裔」ではなく「いい奴ら」でそいつらが自分のせいで苦しんでいる姿を目の当たりにした
それを知らなければ、罪悪感なんか持たず「兵士」ではなく「戦士」として任務を全うするため、壁を壊せたのに
って感じだったんですかね。
ほんと、戦士と兵士の気持ちがごっちゃだったんだな…
エレンの気持ちで読んでた時は、え!?って、若干怒りの気持ちだったんですけど
なんかライナーの気持ちになって読んでみるとこのシーンめちゃくちゃ切ないな…
戦士として!!
兵士と戦士がごっちゃになったライナー
正しいことがわかんなくなった様子。
そりゃそうですよね。名誉マーレ人として、同胞のため、国のため、仲間のためと
悪魔の末裔を根絶やしにして、始祖の巨人を手に入れることが正しいと教えられ。
でも潜入して、同期と訓練しているうちにいい奴らもいるんだと嬢が移り罪悪感が募り
本当に根絶やしにしていいもんだろうか、という悩みから自分は兵士として守らないと
という気持ちも分裂。
今月の進撃の巨人で「兄貴の真似事か?」みたいなことを言われているシーンで肯定しているところから、そういう後ろめたさもプラスされて兵士の人格ができたのかもしれませんね。
でも。自分がしてしまったあの発言で取り返しがつかないと覚悟が決まったのか
戦士として自分が始めた責任を取るために任務を遂行を決意。
その様子を見てベルトルトさんも後には引けないと思ったんでしょうね。
「やるんだな!?今…!ここで!」と
これはライナーの覚悟を聞いているのかな〜と思います。
この巨人になった後のライナーとベルトルトの兄貴のような優しい顔が原作でもアニメでもグッときますね(;;)
ということで、私が勝手に考えて、このシーンの二人の胸の内でした。
自分が勝手にこうなんだろうな〜と思いながら読んだだけなので
参考程度にw